ふくびき！トライアングル

駅前がシャッター通りになりはじめている某地方都市にある商店街。
このままではいけないと豪華景品を用意した大売り出しを始めた。
そんなことは露知らず、のほほんとしていた主人公。
ポケットの中に買い物をした時に貰った福引券がある事に気づく。
１枚しかないけど、行ってみるか。

福引所に行くと、不良上級生達が陣取って、ガンガン回しているが
ポケットティッシュか温泉入浴剤ばかり。
「特賞だ、特賞を出せ！」と騒いでいる。
その向かいには、呆れた顔の福引係の女の子……って、
あれは別のクラスの……確か「シノノメ」……！？

「ほら邪魔よ（不良共）！他のお客さんが来たんだから！！」
場所を開けられ、ガラガラ回す主人公。
出た玉は勢い良く弾けて物陰へ落ちる。
拾った美晴「こ……これって……！おと、おとーさんっ！！」
美晴の手には金色の玉が！
驚く周囲と目を見開いてガクガク震えてる商店街会長（美晴たちの父親。以下”会長”）。
会長「バカなっ！？特賞の玉は一番軽くしたから最後の最後まで出ないように……！」
周囲の視線が集中、口を押さえる会長。

え？何の騒ぎ！？驚く主人公。
景品欄を見る。
どうやら金色の玉は特賞らしい。