天の光は恋の星

星陽学院に通う学生、藤見光彦。
その日彼は、幼なじみの白鳥里桜に呼び出され、夜の学園に残っていた。

待ち合わせ場所にやってきた光彦に、告白しようとする里桜。
しかし里桜の言葉は、突然響いた悲鳴にかき消されてしまう。
すぐさま駆けつけた光彦が見たのは、虚ろな表情で屋上の縁に立つクラスメイト、天迫恋星の姿だった。

光彦たちの呼びかけにも応えず、そこから飛び降りてしまう恋星。
咄嗟に受け止めようとした光彦だが、その目の前で、恋星の体は謎の光に包まれる。
そして驚く間もなく、光彦は○い衝撃を受け、そのまま気を失ってしまう。

やがて目を覚ました光彦は、信じ難い光景を目にすつこととなる。
そびえ立つ岩壁と、頭上に見える小さな空。　その下にある、自分たちの学園。
星陽学院は謎の地震により、大地に空いた大穴の底に、落ちてしまっていたのだ。

光彦と同じように学園に残っていた、会長の姫川若菜、下級生の羽衣桃花。
そして数少ない教師陣や、他の学生達……
光彦はみんなと力を合わせ、大穴から脱出する方法を探し始める。

こうして彼らの、地上を目指す冒険が始まったのだった……