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時は現代、どこかの病院が舞台。 ちょっと大きくて、地元では評判のこの病院、実は医者や看護士の大半が吸血鬼!? 名医と評判の院長先生も、面倒見のいい女医さんも、優しい看護士さんも、 ちょっぴりイタズラ好きの薬剤師さんも・・・ ホントはみんな吸血鬼だったのでした。 そう、この病院こそ、現代に生き残った吸血鬼たちが、 合法的に血液を手に入れる為に作った病院だったのです! 交通事故でとある病院に入院することになった主人公。 毎日熱心に世話してくれる優しい看護婦の七霞に好意を抱き、悶々と入院生活を送っていた。 ある日の深夜、寝付けなかった主人公は、トイレに行くため病室を出る。 ナースステーションの前を通りかかると、そこには七霞の姿が…… いつもと違ってどこか不自然な様子に近寄って見ると、 なんと 七霞は血液パックにストローを刺しておいしそうに血を飲んでいた!? そう、ここは吸血鬼が合法的に血液を得る為に設立された病院だったのだ! 主人公に気付いた七霞は、秘密を守る為に彼を手にかけようとする。 しかしまだ未熟な吸血鬼だった七霞は本来精神を乗っ取り 記憶を操作するはずだった主人公を、 吸血鬼にしてしまったのだった。 更にその未熟さ故、主人公は血や精気を求めるという吸血鬼としての本質は持っているものの、 牙を持たず太陽の光に弱く体力も一般の人間以下のとても脆弱な吸血鬼になってしまっていた。 七霞の父親である院長レスタトの調べで、主人公はゆっくりと 本当の吸血鬼になるべく変化を続けていることが判明する。 しかしその間は吸血鬼としての精力が暴走する危険性を秘めており、 それを防止するには体内に蓄積される精力を、一定量放出しなければならなかった。 精力の放出……その方法はモ・チ・ロ・ン えっち! 人間に戻る方法も無いではないが、院長の妻で薬剤師の愛紗に薬を調合してもらわねばならない。 完全に吸血鬼化するには一週間の時間を要し、薬の調合にも一週間かかる。 その間、主人公は己の虚弱体質に恐怖しながら、何とか生き残らなければならない──。 責任を感じる七霞や、主人公の主治医で七霞の姉の玲霞、隣の病室に入院する奏や幼なじみの真緒らの ——捨て身のえっち!—— ではなく献身的な看護に守られて、主人公の生死をかけた一週間が始まろうとしていた。
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