プリンセスナイト☆カチュア ～堕ちた竜騎姫～

竜の国『ドラグンダーラ』。『竜のユートピア』と呼ばれたその国は、閉鎖的ながらも、古来より○力な力を持つ国として知られていた。民は皆≪竜神族≫と呼ばれ、翼を有し、剣の一撃をも跳ね返す硬い鱗を持つという。
――しかし、それも過去の話。今となっては時の流れの影響か、竜のごとき姿をしている者は時代とともに消え去り……そして、今ではどこの国と変わらぬような人々と暮らしがそこには在った。
それでも、王家の威厳は失われることなく、今でも内外より尊厳を湛えた目で見られている事に変わりはなかった。
――そんな国の王女、カチュアはドラグンダーラ王女としての威厳と○さを国王と王妃に求められ、日々、国の最高騎士の『竜騎士』としての称号を得るための訓練を重ねていた。美しい美貌を持ちながらも稀に男勝りな性格を見せる彼女であったが、王と王妃からの愛を一身に受け、王女として、竜騎士見習としてとても幸せな生活を送っていた。
そして何より彼女には、愛する相手がいた。――同じドラグンダーラに住まう貴族の息子、ジンドラック。カチュアとジンドラックはとある宴の席で出会い、そして幾度か出会ううちに心惹かれ……愛し合うようになった。その二人の付き合いは、豪快な竜を先祖に持つとは思えぬほど、ピュアでプラトニックなものであった。

――そしてカチュア18歳の誕生日。国のしきたりで、正規の竜騎士となるには飛竜に乗り、10日間の旅に出ることを義務付けられていた。カチュアもまた、そのしきたりに漏れることなく、旅立つ。カチュアは難なくその10日の旅を終え、竜騎士の称号を掲げて愛する王と王妃の待つ王国へ戻ってきた。
――しかしそんなカチュアを待ち受けていたのは魔族の襲撃により荒廃したドラグンダーラ城だった。魔族相手に一人果敢に立ち向かうカチュアだったが、魔族の手によって凶暴化してしまった味方の「竜神族」を殺めたこと事実を知らされ錯乱し、王妃を人質に捕えられてしまう。
そして魔族はカチュアに提案してくるのだった。
“7日間の○○に耐えることが出来れば、王妃を解放し国から手を引く。それが出来なければカチュアには魔王の配下となって貰う”と。

こうして家族の命と騎士としての誇りを掛けた、カチュアの淫○地獄が始まるのだった――！