ONLY YOU 2

「……姉さんが食べたい」
僕は姉さんの腕を掴むと、思い切り抱きしめる。

「僕は姉さんのことが好きなんだ。……姉さんだって僕のことを……そうだろ？」
抵抗していた姉さんは、僕が耳元で囁く言葉にはっとしたように身体を竦めた。

「僕、聞いてたんだ。毎日。姉さんが僕を思ってオナニーしてるのを」

「やだっ！　聞いてたの？　あ、あれは違うの……」

僕は堪えきれずに、姉さんをソファーに押し倒した。



恋愛もエッチもしたいのに、その性格から男との関係がまったくなく
毎晩自分で欲求不満を諌める姉と、その容姿とクールなイメージで
モテるのになぜかすぐフられてしまう弟。
そんな二人には身近に最高のパートナーがいたのです。
そして、一線を越えてしまった二人の暴走した感情と性欲はどんどん
エスカレートしていきます。
その先にあるのは幸福なのでしょうか

それとも……。