行き止まりでこの先にはもう何もない、という僕と 何もないからこそ、未来を、希望を感じられるという奴、浩介。 沈んでいるヨットを引き上げ、自分たちの手で再生して、何処か知らない場所に行こう。 そんなあまりに突拍子もない話だからこそ、あの日、僕はおもわず頷いたのだ。 水面下で、ユラユラと幻想的に揺れる真っ白なハル(船体)。 それこそが、まだ見ぬ僕らの船だった── ヨット再生を通じ芽生える、恋と友情を描く、青春ラブストーリー! ストーリー 神奈川県横浜市鶴見区に広がる工業地帯。 意味などない、ただの行き止まりの、詰まったクソみたいな場所。誰も来ないはずのこの場所でぼんやりと海を眺めていた進は、偶然、この場所に訪れた東上浩介と出会う。 浩介はつまらなそうにしている進に話しかけ、水没したヨットの再生計画をもちかける。 「沈んでいるヨットを引き上げ、自分たちの手で再生して、何処か知らない場所に行きたい。」 そんなあまりに突拍子もない話をする浩介に惹かれ、進もヨットの修理を手伝うことになる。 さらに複雑な家庭環境にコンプレックスを持つ榎木田美潮と明るくて穏やかな飲み屋の娘の椎木莉佳子がメンバーに加わり、4人はヨットを修理していく。 様々なトラブルやすれ違いが起こりつつも、4人はそれを乗り越え、絆を深めていく。 そして、進は自分と同じようなコンプレックスを持つ美潮にだんだんと惹かれ始めていく。 はたして4人は無事ヨットを完成させ、旅立つことができるのだろうか——? キャラクター 榎木田 美潮(えのきだ みしお) CV:安玖深音 メインヒロイン。両親は再婚しており、母親の連れ子。義理の父は会社経営者。一人っ子。 父親との仲はかなり微妙。好きでも嫌いでもなく、他人という感じ。家に帰ってからも、養父の目を気にして演技のような生活を続けてきた事が、美潮にとって一つの性格的歪みの原因になっている。 椎木 莉佳子(ついき りかこ) CV:佐本二厘 クラスでは浮いた存在だが、偶然二人と知り合い、ヨット修理を手伝う。 国道駅側の飲み屋の一人娘。母子家庭で、いつも夜は店を手伝っている。一部で遊び人と陰口を叩かれているが本当はかなり古風なタイプ。性格は明るくて穏やか。でも気を許した相手には拗ねてみせるような一面も。 東上浩介(とうじょう こうすけ) CV:杉崎和哉 偶然進と知り合い、ヨットの修理を通じて親友になる。 安善駅前の古い一軒家に住む。貧乏だが仲の良い穏やかな家庭で真っ直ぐ育った好青年。時折、その素直さが主人公たちには眩しくうつる。 性格は、無鉄砲でお人好しで調子がいい。かなり馬鹿っぽい性格だが、本質的には天才肌でかなり賢い。 宮地 進(みやち すすむ) CV:木島宇太 主人公。両親は離婚していて父子家庭で育った。母親はすでに他の男と再婚している。 四歳ほど離れた姉が一人居るが、すでに独立して家を出ている。 複雑な家庭環境が理由で、頭は良いが熱意の少ない冷めたタイプ。