さよなら…。今、全ての人に贈る最期の言葉。 間を見失い、すべてに逡巡し、自分の事さえも分からない男は、悪夢と白昼夢に悩まされながら、 教育実習生としての責務を全うしつつ、迷い子のように橙色の放課後を彷徨い続ける。 校内で出会う少女たちにやすらぎを求め、同僚の女性たちの顔色を伺う毎日。 彼と彼以外の間にあるのは深く暗い奈落だけだった。 彼はそこに転がり落ちるしかないのかも知れない。 そう、昼の次にやって来るのが夜でしかないように、人間が不眠不休で起き続けられないように、 人が空を飛べないように、1+1が2であるように、少女が女へと成長するように、 ……至極当たり前のように。 正気と狂気の狭間を超えた時、あなたが目撃する結末とは……!?