■ストーリー 『少女園記念日』 『少女園記念日』 それはどこにでもあるような、学校行事の一つ。 当事者でなければ語るにも足りない、日常の藻屑。 何事もなくただ過ぎてゆくはずだった……。 しかし、静か——そして確かにに事は起こる。 智美椋、加宮忍、栄根亜希。 三人が気づいたときには、すでに異変の中にいた。 おそらくそこは異変の中。 その日常に組み込まれ、その組み込まれた日常を過ごす主人公たち。 そして降り止まぬ、雨。 歯車がわずかに違ったなら、決して知られることのない話。 明かされていくほどに、切ない。 開けてみれば、ただそこに哀しい記憶(しんじつ)が、埋もれていた。 開いてみれば、どこにでもありそうな、そんな小さな物語。 悲しいのは、それがいつまでも変わらぬ事。 残酷なのは、それがいつまでも届かないこと。 ただ、それだけ……。 ただそれだけのはずだった……。 ■登場キャラクター ●大野 ひとみ バスケットボール部に所属し主力選手として活躍。 ある男の子に密かに恋をしているが告白しないままでいる。 ゲーム中では椋のクラスメイト。 いつも前向きな考え方をする、明るく活発な女の子。 しかしながら時としてヒステリックになってしまう一面を持つ。 がんばりやで一途だが、裏を返すと不器用で偏思考。 責任感が強く、そのためにお節介なところも。 ●江藤 星花 文芸部に所属しているが、本人も忘れている程に幽霊部員化している。 ひとみとは仲良し、だが一方的について回っているようにも見える。 見た目に反して理数系で、ゲーム中は忍と同じクラス。 何も考えていないのか、何か考え事をしているのか、他人との会話にずれが生じることが多い。 天然ボケが入ったとらえにくい性格。 持ち前のなごみパワーで目の前の相手をある意味、圧倒する。 表にこそ出さないが、男に対して多少不信感を抱いていたりもする。 ●幸 澄恵 主人公達より一つ下の学年に在籍。 新聞部に入部しておりそこで活動をする。 また、自分の趣味でいつも図書室で執筆活動に励んでいたりもする。 常に前向き、とは少し違い、一歩ずつでも毎日前進という考え方をする。 人に頼ることが多いために、反動で奉仕精神に富んだところがある。 温厚だが、やや人見知りするおとなしい性格。 自分にコンプレックスを持っている。 ●栄根 亜季 主人公の椋、忍とともに事件に巻き込まれていく。 主人公らとは幼なじみで、過去、七才の時に二人から同時に告白された経験がある。 だが、返事を返すことなく二人とは疎遠な仲になってしまう。 初恋を胸にしたまま時を過ごしている。 冷静沈着でいて、普段は落ち着いた、しかし近寄りがたい雰囲気を醸す。 いつも無口でいるが、話すときは物言いも堅苦しい言葉を使うために必要以上に辛口。 本人自覚なし。強引さに弱く、人にバシッといわれたりすると多少ひるんだりもする。 本質は素直な人。 ●四方田 奈津 学園に赴任してきたばかりの新米教師。 担当科目は生物。 まだ教師になりたてであるにもかかわらず、その教師社会に上手くとけ込んでいる。 物怖じしない、女性なのにどーんと構えた性格。 生徒に関しても、無頓着なようなで同じ目線でいられるナチュラルな雰囲気。 ●飛鳥川 友梨 大野ひとみのクラスメイト。 ゲーム中では同時に椋のクラスメイトでもある。 ひとみが密かに気持ちを寄せている男の彼女であり、 それを知ってか知らずかひとみにキツく当たることもしばしば。 基本的にひとみとは馬が合わないらしい。 わがまま、高慢、嫉妬深い、といった嫌な女をその体で表している。 自分の欲しいものは何でも手に入れたく、自分のものは誰にもふれさせたくない、 まさに女王様的感覚の持ち主。 その反面、強いものには服従し敵対するものには徹底して冷たく当たる、 そういった変わり身の早さも持ってしまっている。