■□■ストーリー■□■ 『臨時ニュースをお伝えします。今日も桜が満開でしょう――』 テレビから流れる、いつもと変わらないニュース。 春という名前の時間が、今日も流れていた。 「さーくん。部活、なくなっちゃったんだっけ?」 昨日、2238年度の始業式と入学式が行われた。 そして、部活始業の日でもあった。 「なんかよくわかんねーけど……廃部になってた」 田舎町の学校の水泳部だからって、あんまりな扱いだ。 「だったら、生活部に入らない? 楽しいよ!」 つばめの表情は、この時を待ってました! と、いわんばかりの笑顔だった。 「めーは、いつも生活部のことを話するけどさ。一体、どんな部活なんだ?」 「うーんと、簡単に説明すると……生きる活力を探求する、楽しい部のことだよ!」 まったく訳がわからなかった。 「わたしたちってさ、トコシエだよね。だから、とことん楽しく生きなきゃダメなんだよ」 老化のない世界、トコシエの世界。 永久にこの命が続くんだから、それはきっと…… 「楽しくかぁ、そうかもしれないな」 「そうかもしれない……じゃなくて、そーなんだよっ!」 俺たちはまだ、生まれたばかりなのかもしれない。 この長い長い、命の中で。 「めー、時計見ろ! ぼやっとしてたら、もう時間だぞ!」 「本当だっ、もうこんな時間! おかあさん、行ってきます!」 「めー、待て! 俺をおいてくなっ!」 この永遠にも似た春の中で、この咲き誇る桜の下で。 俺たちは春をする―― ■□■登場キャラクター■□■ 【天真爛漫で爽やかな友達のように付き合える幼馴染】 ●春野 つばめ (CV:上田朱音) 明るく元気で、男子でも友達のように付き合える、主人公の幼馴染。 移動スーパー「黒沢屋」でアルバイトをしており、村の子供、お年寄りにも人気がある。 家事全般が得意で、家ではすずめに代わって母親役をしている(すずめが娘役)。 学園ではその持ち前の明るさで、アイドル的人気がある(しかし本人は気付いていない)。 小さい頃から、翼のことを「さーくん」と呼んでいる。 「へろーっ、えぶりわん! 今日も元気にしてるー? わたし? わたしはいつもどおりだよ!」 【清楚と思いきやフランクで接しやすい生活部副部長】 ●烏丸 都 (CV:雪村とあ) 学校にいる間は静かで清楚な印象なので、高嶺の花に見える。 しかし実は、夜更かしして居眠りをしているだけの生活部副部長。 自由奔放な部長と、ノリのいいつばめをまとめる、生活部の女房役(影の支配者)。 家で経営している和風喫茶「しとらん亭」で、ウエイトレスのバイトをしている。 実妹の奏を溺愛しており、奏だけは怒りを買わずに都を眠りから覚ますことができる。 「あっ、そのこと? 寝てるときの私って、どうも愛想がないらしくって」 【無口でクールでニヒルな遊び好きの新入部員】 ●湊 美羽 (CV:藤森ゆき奈) 無口でクール、頭脳明晰だけど、ニヒルで人生に対し諦観を持っている新入部員。 やる気のない態度を見せるが、頼み事は断らないため、何を考えているのかわかりにくい。 構ってくる主人公やつばめをうざいと思っているが、自由主義の部長のことは嫌っていない。 ツッコミどころ満載な部員たちに対するツッコミ役。 ゲームショップ「ディーガル」で店員のアルバイトをしており、趣味はエロゲーと公言している。 「先輩、うざいです。お金くれたら、話を聞いてやってもいいですよ」 【頼み事が断れないため気苦労が多い学生】 ●新庄 翼 勉強もスポーツもそこそこできるが、特段得意とも言い切れない普通の学生。 名前のせいで、他人から爽やかすぎる人間像を作り上げられてしまうことを重圧に感じている。 1年の頃は水泳部に所属していたが、2年になって廃部になり、成りゆきで生活部に入ることになる。 つばめとはお隣さんで幼馴染であり、翼はいつも春野家にはお世話になっている。 小さい頃はつばめのことを「めーちゃん」と呼んでいたが、今は「めー」と呼んでいる。 「生活部、やってみるか」